令和3年7月12日 西脇組コロナ退散祈念曳行(前編)
7月12日、本来であれば平野郷夏祭りの地車曳行の日、杭全神社は多くの人で賑わう日なのですが、今年も杭全神社の夏祭りとしての地車曳行は中止でした。祭りの日というのに神社は寂しい限りでした。
そんな中、午後から西脇組がコロナ退散を祈念して曳行するということで行ってきました。
製作年:安政3年(1856年)
大工:住吉大佐(11代目)川崎仙之助
彫師:服部清七(彫清)
12時過ぎに小屋前を通るとシャッターが上がっていて、だんじりを見ることができました。
土呂幕正面は【富士の巻狩り】富士の白糸の滝。昨年の修理で木下彫刻工芸の手が入ったそうです。
拝懸魚の朱雀と車板の宝珠を掴む青龍
天井裏にも見事な朱雀
妻板の部分にも彫り物がありました。人が乗ってると見えないのでなかなか見ることができません。
そして、ハシゴに上って大屋根も撮らせていただきました。ありがとうございました。
この後、雲行きが怪しくなり、一旦車のほうへ戻りました。暫くするとゲリラ豪雨となりました。本当に曳行するのか心配しました。しかし13時前には雨もあがり、予定より少し遅れて小屋を出発しました。
雨雲レーダーでは、この先も雨が降りそうな感じでしたので、雨用のカメラに臨むか悩みましたが、雨が降るまではいつものカメラで撮影することにしました。足元は濡れてもいいように靴からサンダルに履き替え撮影に臨みました。
平日の昼間、さらにコロナ渦の下での曳行ということもあり、参加者は例年より少なく感じました。
仕事や学校の時間なので、ギャラリーもほとんどいませんでした。
外に出てる人もまばらでした。
後ろ姿だけでわかります野堂北の祭人。
野堂北や野堂東のエリアも曳行しました。
道幅が狭いところもあり、慎重に曳行されていました。
ご祝儀が出たのかバックで野堂東の小屋の方へ進みました。
商店街のほうへ向かっています。
アーケードの入り口にさしかかりました。
スポーツ用品店 十字星の前で休憩。親子からご祝儀をいただいたようです。
アーケード内を進みました。
鉄柱があるので慎重にかわしながら進んでいきました。
幼稚園の子供たちも、だんじりを見ていました。
アーケードは七夕仕様でした。
商店街のアーケードを通り抜けました。
大念仏寺前で休憩しました。
馬場町の宿の前を通り
町内へと戻ってきました。
そして芝建設の駐車場へ戻ってきました。約2時間の昼の曳行が終了しました。
後編へ続く