令和3年8月22日 極楽寺町小屋開き(その1)
令和3年8月22日は極楽寺町が記念誌撮影の為に小屋を開けると聞き行ってきました。
以下、写真の掲載順は説明用に並び変えさせていただきました。
まずは正面姿見です。
右平方向から
左平方向から
鬼板(後):鰭切りの龍
入魂式を見てお気づきの方も多いと思いますが、箱棟の前後の向きを入れ替えるようです。こちらの面が後ろ。宮入りの時以外はこちらを前にするようです。
鬼板(前):左三つ巴紋
そして鬼板の裏に龍の尻尾が出ています。言われないと気づかないですね。
懸魚(前):波に千鳥
懸魚(後):波
車板・小屋虹梁:日本武尊 野火の難
枡合 正面:天乃岩戸
以下向きは正面から、だんじりに向かって左右
枡合 左面:抗う阿弖流為、田村麻呂を悩ます
枡合 右面:捕鳥部萬、篁に追ってを撃つ
枡合 後面:市杵島姫命
板木負 前左:玄武
板木負 前右:青龍
板木負 後左:白虎
板木負 後右:朱雀
番号持ち:閻魔大王
縁葛 正面:沢庵宗彭、極楽寺遊訪
大連子正面・小連子正面:池田屋騒動
土呂幕 正面:五条の月
大連子と小連子を合わせて二階建ての池田屋を表現しているのが斬新ですね。
縁葛 左面:燈誉上人行状絵伝
大連子左面:桶狭間の戦い
小連子左面:巴御前、内田三郎討取り
土呂幕 左面:秀吉本陣 佐久間の乱入
縁葛 右面:応召の鐘、極楽寺を出て立つ
大連子右面:厳島の合戦
小連子右面:瓶割柴田
土呂幕 右面:本能寺の変
松良 左:大物浦 怨霊知盛の奇襲 経文を唱える弁慶
松良 右:布引滝 悪源太義平 怨霊と成って難波二郎経房を討つ
脇障子竹の節 左:司命菩薩
脇障子竹の節 右:司命菩薩
その2に続くのですが、その2では「マニアの、マニアによる、マニアのためのだんじり鑑賞方法」についても触れていこうと思います。
マニアの自覚症状がないマニア