神戸型幕式三枚板付き
宮入り神社:稲荷神社
製作:弘化四年(大阪市平野区野堂東新調)
大工:柳平兵衛
彫刻:柳原清蔵、三枚板は服部清七

平成九年購入時に改作
大工:平間利夫
彫刻:井岡勘冶。
幕は昭和六十一年、香川県観音寺の高木一彦縫師の作
前幕:珠取り夫婦龍に竹に阿吽の龍
後幕:石橋

【男屋根廻り】
 飾目:鬼を捕らえる鍾馗
 拝懸魚:朱雀
 隣懸魚:飛龍
 車板:夫婦唐獅子
 枡合正面:宝珠をつかむ青龍
 枡合左右:竹に虎
 虹梁 右:木村又蔵の勇戦
 虹梁 左:加藤清正の勇戦
【女屋根廻り】
 飾目:鷲
 拝懸魚:松に猿
 隣懸魚:麒麟
 車板:飛龍
 枡合正面:雲海
 枡合右面:牡丹に唐獅子
 枡合左面:牡丹に珠取唐獅子
【腰廻り、見送り廻り】
 勾欄:富士の巻狩り
 脇障子 右:昇龍、松に鶴、上に飛龍
 脇障子 左:降龍、松に鶴、上に飛龍
 土呂幕正面:兎を持つ、俵をかつぐ雑兵
 土呂幕右面:水汲み雑兵
 土呂幕左面:合戦合図
 土呂幕後面:炊出し風景
 見送り正面:富士の巻狩り 頼朝と五郎丸道行き
 見送り右面:富士の巻狩り 仁田四郎忠常猪退治
 見送り左面:富士の巻狩り 頼朝馬上の雄姿

 先代は昭和十年頃に購入
 現・地車購入につき三田市西山町に売却。
 平成九年九月十四日搬出