令和2年5月28日読売新聞夕刊 岸和田祭りに関する見出しと記載内容について

5月28日の読売新聞の夕刊を見て驚かれたかたも多いかと思いますが、ちょっと冷静に記事を読んでみましょう。著作権の関係があるのでここにその内容をそのまま貼ることはできませんが、新聞をお持ちのかた、ネットでその新聞の写真を見たかたは冷静にその内容を見てください。
まず見出しですが「だんじり開催へ 岸和田始動」。この見出しを見て多くの方は「だんじり祭り開催決定!」と思ったかもしれませんが、記事の中にはどこにも「開催決定」とは書いてありません。記事内容を冷静に読むと「だんじり開催へ向けて準備を進める方針を決めた」と書いてあります。つまりこの見出しは「だんじり祭り開催へ(向けて)、岸和田始動(準備を進める方針を決めた)」ということが省略されて書かれていると思います。ところが日本人は行間を補って解釈してしまうようで、その時に「だんじり祭りの開催が決定し、岸和田はその準備を進める」と思いこんでしまう傾向にあるようです。一部新聞の記載内容に誤りもあるようですが、主題として記載されている開催に触れる部分に関しては、あきらかな嘘は書いていないと思います。個人的見解ですが「誤解を招きやすい表現になっている」と思います。あの記事を見て「だんじり祭り開催決定!」 と思い込んでしまうのも無理もありませんが、あの記事に書かれている内容は「例年規模での開催に向けて、準備を進める方針を決めた」ということです。また「今後、感染が再拡大し、緊急事態宣言が再び出される事態になれば、開催自体を見直す可能性もある。」と記載あります。ようはできない事態になれば開催を見直すこともあるということです。現時点で開催することを決定しているわけではありません。『「開催することを決定」とも「中止を決定」とも書いていません』。いずれにするのかは現時点で決定していないということです。記事を冷静に読み、書かれている内容を正しく認識することが最重要かと思います。現時点で祭りの中止が決定されていないのだから、祭りをするつもりで準備するのはあたり前で、わざわざ新聞記事にするような内容ではないと思います。従来の準備活動の延長だと思います。むしろ今の時期にこういう内容で記事が出たのはたまたまか?それとも意図的なものなのか?よくわかりません。この問題は非常にナーバスな問題なので新聞社側も正確にわかりやすく、誤解を招かないように記事を書いてほしいものです。
いずれにしてもコロナが早く終息し、日常生活が戻り、普通に祭りができる日々が再び訪れることを願うばかりです。

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