令和3年5月22日 祭写楽散歩 Vol.40(日光東照宮分霊 三日月神輿編)
令和3年5月22日、日光東照宮へ行ってきました。
東武の下今市駅で下車し、旧日光街道を歩いて日光東照宮へと向かいました。
途中、日光杉並木街道を通りました。
この杉並木は現在日本で唯一、特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けており、平成4年には「世界一長い並木道」としてギネスブックに認定されているそうです。まるで水戸黄門のドラマの中に吸い込まれたようです。
そしてゼハゼハ言いながら約2時間半歩いて、神橋まで到着、東照宮はすぐそこです。
実は今年の1月17日にも東照宮に行っており、その時のほうが人が少なかったので一部そちらの写真も交えてご紹介します。
東照宮でこれだけ人の写っていない写真が撮れるのは奇跡に近いでしょうね。
国宝 陽明門。まるで停まってる地車。いや逆か、地車が動く陽明門と呼ばれるんですよね。
別名「日暮し門」と呼ばれる「いくら見てても飽きない」の彫り物の写真も前回たっぷりと撮影しておりますので、それはまた後日特集させていただきますのでしばらくお待ちください。
陽明門内部の天井の「昇り龍」と「降龍」。狩野探幽作で国宝指定されています。
そして今回訪問のお目当てはこれ「日光東照宮分霊 三日月神輿」です。
姿見 正面
姿見 左面
姿見 右面
「眠り猫」の横に展示されていました。
左甚五郎作と言われている、国宝の「眠り猫」
そして神輿の懸魚に同じ「眠り猫」が彫られていました。日光東照宮分霊 三日月神輿の彫刻は全て木彫前田工房で彫られたそうです。
懸魚 左面:竹に虎
懸魚 右面:龍
懸魚 後面:見ざる・言わざる・聞かざる
神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)【重文】と同じ意匠です。
三猿の説明を見て思わずうなりました。
今まさに、正しい判断と行動が求められている時代です。
虹梁には十二支が彫られています。
木鼻は唐獅子と獏
台輪紋は徳川の三つ葉葵
頭が高い!控えおろぉ~
この部分はホテル三日月の紋かな?
現地で関東のお祭り好きの人と落ち合ったのですが、彫刻を見てうなってました。最近の御神輿でこれほどの彫り物は見たことがないそうです。
この御神輿はベトナムに渡るそうで、国内にあるうちに見れて良かったです。
日光東照宮は百龍巡りでも行っており、ふんだんに彫り物を撮影しております。公開はまだ先になりますが気長にお待ちください。