令和5年1月29日 野代餅つき大会
令和5年1月29日は1月3日以来、久々に1日仕事が休みでした。家でのんびりとツイッターを見ていたら、野代と大鳥が餅つきでだんじり小屋を開けるとのことだったので昼から少し見に行ってきました。先に訪問したのは野代でした。先日購入した新しいレンズでの2回目の撮影となりました。自分ではなかなか綺麗に撮れてると思っています。
餅つきイベントですが、とり急ぎだんじりを撮影させていただきました。
まずは大屋根廻りです。屋根は切妻型(以下向きは正面からだんじりに向かって左右)
地車製作:(有)隆匠 棟梁/田中隆治
彫刻製作:木彫山本/山本仲伸
野代のだんじりは令和元年九月八日に入魂式が行われました。彫り物の題材はその時に入手した図柄表を元に記載しました。
↓車板:梅林で佇む道真公 枡合正面:大鳥大社白鳥伝説
野代のだんじりは大鳥大社に宮入をするのですが、その大鳥大社には白鳥伝説というものがあります。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は死後に白鳥となって飛び立ったそうです。そして最後に白鳥が留まった場所が大鳥の地でそこに社を建ててお祀りしたのが大鳥大社の起源だそうです。
↓二重枡合 右面:厩戸皇子 法隆寺建立
↑枡合 右面:神功皇后 縁起老翁
↓枡合 左面:武御雷神の鯰退治
「地震を起こし民を困らせていた大鯰にタケミカズチノカミが神力のこもった要石を大鯰の脳天に打ち付ける」場面だそうです。(「木彫山本さんのTwitterから引用」)
だんじり彫刻で初めて見たのですが、ねぶたの題材としてはよく使われているようです。
↓木鼻 正面右:宝珠を咥える獅子
↓木鼻 正面左:稲穂を咥える獅子
↓木鼻 右後:飛龍(阿)
↓木鼻 左後:飛龍(吽)
木鼻が獅子以外は珍しいですね。初めて見た気がします。東京勤務していた時に百龍巡りということで関東の寺社仏閣を巡ってきたのですが、その時に色んな木鼻を見てきて龍もありだと思ってました。
この写真を撮ってるときに感じたのですが、新しく買ったレンズは24-120なので木鼻を撮る時に以前使ってたレンズほどアップにならないのでそこがちょっと不満です。動いているだんじりを撮ったときにどう感じるのか・・・、早く動いているだんじりを撮ってみたいです。
↓番号持ち:日本武尊(野火の難)
この炎の彫り方でなんとなく山本さんが彫ったんだなとわかる作風です。
後ろに廻ってみます。(以下向きは後ろからだんじりに向かって左右)
↓懸魚:かぐや姫月に帰る
↓桁隠し 左:鶴
↓桁隠し 右:亀
↓車板:三貴神の誕生と統治
↓小屋虹梁:伊八の波・宝珠
そうですねよく見ると「波に宝珠」波の伊八ですね。波を彫らせたら日本一。あの北斎にも影響を与えたと言われる名工です。
千葉に住んでいた時、実物を見に行ったことがあります。
過去にこちらのページにまとめましたのでよかったらご覧ください。
↓枡合 正面:日本武尊と乙事主の対決
↓枡合 右面:獅子に跨り鬼を討つ鐘馗
↓枡合 左面:白面金毛九尾の狐
↓摺り出鼻 右:飛龍(阿)
↓摺り出鼻 左:飛龍(吽)
↓竹の節 右:灯篭台の上に狛犬
↓竹の節 左:灯篭台の上に狛犬
もうちょっとアップで
しばらくすると青年団が鳴り物を始めました。
動画も少しどうぞ
餅つきということでお餅をいただきました。それと近くで撮影させていただきありがとうございました。