鴫野南之町 ともき君特集
やるやる詐欺になっていた、鴫野南之町の ともき君 特集です。もともと若頭引退記念スペシャルというタイトルにするつもりでしたが引退してから次の祭りも過ぎてしまったので、ともき君特集というタイトルにしました。
2017年の祭りでは鳴者責任者でした。ちなみに鳴物責任者でも鳴り物をしていない時は綱を持つ場合があります。
もちろん鳴り物がメインです。お父さんから「今年でうちの息子、鳴物責任者終わりなんで、たくさん撮ってくださいね」と言われました。実はお父さんとは30年以上前からの知り合いでした。お父さんは京橋にある会社の近くで居酒屋を経営されていました。若い頃、仕事終わりに会社の先輩に連れられ通ったものです。店内には城東聯合のカレンダーが飾られていましたが当時は大阪のだんじりを見に行ったことがなく、親父さんがどの町で祭りに参加しているのか記憶には残っていませんでした。それが数年ぶりに祭りの現場で見かけた時は非常に驚きました。
この年の大坂城では若頭補佐のたすきをしていました。祭り後で役員の交代があり役職が変わったのだと思います。
2018年、鳴物責任者は変わったものの、だんじりに乗って、鳴り物をしていました。
阪神容器の前に鴫野のだんじりが集まった時には、だんじりの前で会長と一緒にお父さんの写真を撮りました。「写真楽しみにしてるで頂戴や!」と依頼されましたのでが、当時は祭り撮影が忙しく、特に忙しさを極める夏祭りシーズンだったのでわたしそびれていまいました。申し訳ございません。
一方ともき君は秋祭りで引退する「つかなこ」の最後の姿を見にやってきました。
2019年は闇写楽会?へ参戦。帽子は「Supreme」
ちなみに私の新調Tシャツは「Superme」。超自分。太った俺という意味ではありません。サイズは1ランクダウンしたXXL。これでも前より痩せました。
ところが・・・まだ1回も着てないのですが、リバウンドが激しくてサイズがあわなくなってしまいました。とほほ・・・
この年の祭りで、ともき君の役職は若頭に
お父さんはだんじり前の端っこに遠慮気味に写ってました。
大坂城では昼のパフォーマンスでは、代表して手打ちの発声をしました。
2020年の秋祭りはあいにくの雨でした。若頭として頑張りました。
夜には闇写楽会で親睦を深めた脇っ娘も、ともき君の姿を見にやってきました。
若頭として、だんじりの前に乗りました。
最後のスピーチ。お父さんに若頭としての晴れ姿を見せれなかったことが悔やまれたそうです。
関係者のかたは既にご存じだったようですが、私は最後のスピーチでお父さんの余命が短いことを初めて知りました。
コロナ渦でしたが鴫野南は夏祭りもだんじりを出しました。そして、ともき君の自宅前まで行き、お父さんに鳴り物を聴かせてあげたそうです。
秋祭り中にも、もしかするという状態だったそうですが、若頭として最後の祭りということで家族に後押しされ、悲しみをこらえながら祭りに参加されてたようです。
そして、ともき君が若頭として最後まで役職を全うするのを見届け、秋祭りが終わった数日後、お父さんは他界されました。
2021年の夏祭りではお父さんがだんじりの上から見守っていました。
お父さんが楽しみにしていた写真を渡せなかったのが、非常に申し訳なく思っています。
一方、ともき君は元気に祭りに参加していました。
きもとともき。右から読んでも、左から読んでも、きもとともき
コロナ渦で大変な時期ですが、これからも鴫野南の祭りをみんなで支え、盛り上げていってください。