令和3年度南掃守地区だんじり祭年番冊子
令和三年度の岸和田市南掃守(みなみかもり)地区の年番冊子が出来上がりました。今年も関係者から冊子・タオル・ポスターをいただきましたのでご紹介させていただきます。
まずは冊子です。
表紙を良く見ると「尚書、」と落款がありました。
西村年番長が書かれたそうです。達筆ですね。
そしてポスターがこちらです。大きさは2種類あります。ポスターセンターに大きく写っているのは年番長を輩出している上松町のだんじりです。今年の祭礼は10月9日と10日の予定です。(コロナの状況しだいでは予定が変更になる可能性もあります。)
粗品のタオルもいただきました。ありがとうございます。
6月6日、上松町のだんじり小屋前で冊子の撮影が行われました。実は私もこそっと撮影させていただいておりました。
まず各連合団体の長の撮影が行われました。
その後、各連合団体の役員の撮影も行われました。
若頭連絡協議会
連合世話人会
連合世話人会があるんですね。八木地区ではない連合団体です。
八町曳行責任者
連合青年團
後梃子連絡協議会
それでは南掃守地区八町のご紹介をさせていただきます。
上松(かんまつ)町
宮入:菅原神社
製作:平成二十四年
大工棟梁:大下孝治
主彫刻師:木下健司
上松町曳行責任者
山下町
宮入:岸和田天神宮
製作:昭和三十一年
大工棟梁:古谷常吉
主彫刻師:木下舜次郎
山下町曳行責任者
冊子の中で使われているこの写真は昨年依頼を受けて私が撮影したものです。
中尾生町
宮入:菅原神社
製作:昭和五年
大工棟梁:植山宗一郎
主彫刻師:黒田正勝
中尾生町曳行責任者
下松(しもまつ)町
宮入:兵主神社
製作:平成十三年
大工棟梁:池内幸一
主彫刻師:野原湛水
下松町曳行責任者
福田町
宮入:菅原神社
製作:昭和十四年
大工棟梁:植山宗一郎
主彫刻師:木下舜次郎
八阪町
宮入:兵主神社
製作:昭和二十二年
大工棟梁:絹井嘉一郎
主彫刻師:木下舜次郎
八阪町曳行責任者
尾生(おぶ)町
宮入:菅原神社
製作:平成十二年
大工棟梁:天野行雄
主彫刻師:木下賢治
尾生町曳行責任者
タスキを留める安全ピンが尾生仕様の特注品ですね。
西之内町
宮入:兵主神社
製作:昭和十一年
大工棟梁:絹井楠次郎
主彫刻師:木下舜次郎
西之内町曳行責任者
そしてパレード番外一番のチビッコだんじりです。各町の3歳から5,6歳の幼児を対象に宵宮13時JAいずみの南掃守支店と下松駅前ロータリーの間を往復しているそうです。後継者の育成の思いを込めて毎年実施されているそうです。
チビッコだんじりとは言え、本職の大工と彫刻師が手掛けたものなので、まるで本物のだんじりです。まあ実際本物ですけど。
今回は締め直しと彫り物の追加が行われたそうです。土呂幕もありますもんね凄いです。
鬼板は鶴と梅鉢紋
懸魚もそこらのミニだんじりとはレベルが違いますね。
枡合正面は天の岩戸。なんとも贅沢なチビッコだんじりですね。
屋根廻り、箕甲や垂木などさすがプロです。
後ろに廻ってみます。
どうみても本物。彫り物が少ないので箱だんじりのようですが、これから数年かけて彫り物が追加されていくようです。完璧に出来上がるのが楽しみです。
冊子の撮影が終わり、チビッコだんじりは片付けられました。
そして冊子には今回修理された上松菅原神社の写真も載っていました。大下工務店の田端さんが手掛けられたそうです。今はまだ入魂式前なので冊子と同じような写真を1枚だけ掲載にとどめておきます。入魂式後にもう少し写真をアップしてご紹介したいと思います。
最後になりましたが、今年も冊子、ポスター、タオルありがとうございました。コロナの影響で直前までどうなるか揺れ動き、調整毎が色々大変だと思いますが頑張ってください。みんなで力をあわせて乗り越えていきましょう。