令和3年7月25日 春木中町地車小屋開き
令和3年7月25日は 木彫 濱中の濱中さんより連絡をいただき春木中町に撮影に行ってきました。入魂式前ですが撮影及び公開はOKだそうです。
まずは大屋根廻りから(向きは進行方向に向かって左右)
↓正面
↓左面
↓右面
↓枡合正面:神武東征
↓枡合左面:神功皇后 三韓を征す
↓枡合右面:素盞嗚尊大蛇退治
↓木鼻 左
↓木鼻 右(現在)
今回の修理で目の白色の部分が金色に塗り替えられています。
↓木鼻 右(修理前)
腰廻りです。1年前には金網なしで撮影できたようで、金網なしの写真は
春木中町地車大修理完成 | 梅鉢工房~趣味の部屋~ (ameblo.jp)や春木中町地車 大修理完成 | 板原村のだんじり会館 (ameblo.jp)でご覧ください。
↓番号持ち:木下藤吉郎
後ろに廻ってみます。(以下、向きは後ろからだんじりに向かって左右)
↓枡合左面:村上義光 錦の御旗奪還
「ココボロ」と呼ばれる赤い材木が使われていました。今回の修理で結構ふんだんに使われています。
↓枡合右面:鎮西八郎為朝 平家軍船を射る
今回の修理で変わったところを少しご紹介させていただきます。入魂式で見る時の参考にしてください。
↓懸魚(現在) 太陽の中に「中」の文字が入れられました。
↓懸魚(修理前)
小屋虹梁の雷神の太鼓に「濱」の文字と「中」の文字が刻まれてます。今回修理にあたり彫刻を担当したのが「木彫 濱中」です。撮影後、春木中町の会館で休ませていただいたのですが町の方と「木彫 濱中」さんとの和気あいあいとした雰囲気が感じ取れました。いい物を作るには依頼者と製作者の良好な関係が必要だと思いますし、いい仕事ができたからこそ良好な関係が築けるのだと思います。
↓正面桁隠しは修理前の千鳥から波に変わりました。
↓破風持ちには新しく鳳凰が彫られました。
今回、縁隅木が彫り替えられ字体が統一されました。
↓修理前(before)
↓修理後(after)
いたるところで「中町」の字体が統一されているのが確認できました。
↓妻板
↓水桶
まだお見せできない部分もありますが、それは入魂式後のお楽しみというこで。
最後になりましたが、たくさんの飲み物や食べ物、会館で休憩させていただき、ありがとうございました。入魂式が楽しみです。撮影頑張りますのでよろしくお願いします。