神戸型幕式
製作:明治三十一年五月新調
大工:淡路より職人を招いて製作
彫師:小松源助
錺師:鈴木源右衛門

飾り幕は平成十六年新調
見送り幕:神武天皇東征

【男屋根廻り】
 拝懸魚:素盞鳴尊八岐大蛇退治
 隣懸魚:梅
 車板正面:後醍醐天皇隠岐より帰る
 車板右面:素盞鳴尊と天照大神
 車板左面:日本武尊 野火の難
【女屋根廻り】
 拝懸魚:大巳貴命 大鷲退冶
 隣懸魚:竹に菊に牡丹
 車板正面:神功皇后と武内宿禰
 車板右面:日本武尊 熊襲退治
 車板左面:国産み
【見送り廻り、腰廻り】
 脇障子 右:新田義貞稲村ヶ崎
 脇障子 左:児嶋高徳櫻木に歌を詠む
 土呂幕:蒙古来襲、鬼若鯉退治

この地車は明治26年に弓場に住んでいた
御影の大地主の奥田栄吉氏が町のために、
淡路より業者を呼んで自分の母屋に住ませ
御影の浜で作らせたものである